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理念

 

    地域の仕事づくりにより、地域の復興を支え、新たな三陸の未来の創造に貢献する。 (さんりくの未来づくり)

 東日本大震災により、甚大な被害を被った岩手三陸を真に復興させるには、壊れたものを元どおりにするだけでは叶わない。地域の暮らし・仕事・楽しみをとり戻し、信頼と絆、誇りと活力をもって生き長らえられる“次の地域社会”を築き上げていかなければならない。そのためには、様々な復興への取組みに加え、地域自らが、地域に生業や仕事を生みだすことで暮らしを立て、これらを生みだしていく必要がある。

 

 三陸には美しく豊かで有数の自然、多彩な暮らしのスタイル、受け継がれた知恵・技、土地の誇り・文化・芸能、歴史、地域の資源など、多様な潜在可能性を秘める。共助・共同の精神があり、地域に対する想いに溢れる。これらを生かし、大都市や他地域、地域内、そして行政、企業、大学等の力を結集させ、三陸固有の価値や魅力を創出し、持続性のある仕事・生業づくり、さらには未来産業に結び付けていく総合的な取組みを継続して行っていくことが、いま真に求められている。様々な力や知恵の結びつきこそが、新たな価値を生みだし、三陸の潜在可能性を花開かせ、三陸の未来を手繰り寄せる。

 

 このような取組みを通して、被災地の仕事・生業づくり等のための経験知やノウハウ、さらにはネットワークを蓄積・体系化し、知を創造していくことは、停滞に悩む地方の再生、将来危惧される大規模な自然災害からの復興にも役立つ。そしてそれは、被災地のこれからの役割のひとつでもあると信じる。

 

目標

 

① 地域に受け継がれる美意識・作法・楽しみ方などを引き継ぎ、その土地の暮らし方や楽しみ方を誇りとする地域社会

② 共助・共同の精神が息づく地域社会

③ 地域のなかから暮らし・仕事・楽しみを生みだす「地域の起業」が花開く地域社会

④ 外に開かれ、外の力を引き込み融合する地域社会

⑤ 隣り合う地域が、互いにつながり合い、響きあう地域社会

4つの方針

 

  1. 三陸という地に受け継がれている美意識、作法、技、歴史、文化、暮らしの楽しみ方、資源・個性などに目を向け、そこから、三陸という地に彩られた物語り性、魅力を語りかけることでその潜在可能性を発揮させる。(さんりくの多彩な魅力・潜在可能性の発揮)

  2. 芽生えた起業の芽が、地域内外のプロジェクト連携、人材・資源とのマッチング、東京等の企業・社員とのマッチングなどにより、小さな産業、生業、未来産業へと成長するよう積極的に誘導・支援に挑むことで、活力と誇りをもって生き長らえる地域の暮らし・仕事等をつくりだす。(多様なマッチングによる付加価値の創造)

  3. 行政との連携、地域内外の各種関係団体、大都市の企業・社員との連携・提携、地域との連携など、岩手県内外の総力の結集と、多様な主体の参加・協力の実現に努める。(各方面・分野・地域の総力の結集)

  4. 「地域主体の復興」を力強く支えるため、段階的に経営的な自立に取組み、継続的な活動や取組みに努めるとともに、被災地における「起業興し」の知の体系に関し蓄積・創造・提供に努める。

掲載論文

連絡先

一般社団法人さんりく未来推進センター

 

〒020-0827 岩手県盛岡市鉈屋町3-10 八百倉
TEL 019-601-2468

FAX 019-601-2470  

9:30~16:00(日曜は除く)

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